2009/11/30

思い出


どこで何をしたか、だけじゃなくて、どれだけ一緒にいられたか、も大切にしていいんじゃないかしら。特別なイベントもほしいけど、それ以上に一緒にいられるほうが、しあわせかもしれない。


2009/11/13

須賀敦子『トリエステの坂道』

作品の中で印象に残ったのが「キッチンが変った日」。

四十過ぎで、著者の義弟のアルドが、二十歳近く下のシルヴァーナと結婚した。

それから自分の家が一番だと言っていた姑が

著者のもとに遊びにくるようになる。

嫁との同居生活が始まって、居心地の悪いこともあるだろうと著者は推測するのだが、

その一つに、キッチンの変化もあって…という内容。

直接姑と嫁がぶつかるといったことはない。

が、今までの姑の暮らしに変化がもたらされていく様をみると

読んでいるこちらも、どことなく姑の気持ちが伝わってくる。



また別の話では、このアルドに焦点が当たっていたり、

その息子が中心の話もある。

一度出た人物も、また別の角度から見られて

読むごとに深みを感じていた。


Amazon→『トリエステの坂道 (新潮文庫)

2009/11/09

日垣隆『使えるレファ本 150選』

ものを調べたり書いたりするのに役立つレファ本。

ところどころ聞いたことのある本もあれば、

えっ、こんな辞典もあるの!?なんていいたくなるような本まで

いろんなジャンル毎に紹介されています。

こういう本があるんだ、ということを知っておくだけでも

調べものをするときに役立ちそう。

気になったものがいくつかあるので探してみます。


Amazon→『使えるレファ本 150選 (ちくま新書)

2009/11/03

winからmacにうつってみたけれど


せっかくなのでmacbookを買いました。最近出たやつ。Proじゃないよ。
10年間ずっとwinだったので、どうもまだ慣れないけれどがんばって仲良くなってみる。


winからmacに移ってみて改めて思うのがwinってフリーソフト多かったんだね!初めてみたはいいけれど、何を入れていいものか全くわからないぜよ。とりあえず、今のところ入れてみたものをメモっておきます。後で書き換えるかも。かも。

2011/04/26時点
有料ソフトを利用することが増えました。App Store慣れこわい。

mi
txtの編集だけじゃなく、csvの編集にも。

Opal(有料)
シンプルなアウトライナー。主にこれで書いています。OmniOutlinerは機能が豊富すぎて使いこなせなかったでござる。

Scrivener(有料)Win版有り 
小説を書くときに。一章ごと俯瞰したり、資料見つつ書いたり。紹介はLifehacking.jpさんの記事が詳しいです。

CarbonCopyCloner
丸ごとバックアップ。MacにはTime Machineもあるけれど、念のため。



2009/11/03時点

iText Express
テキストエディタ。縦書き対応。サンプル文書に原稿用紙を使ったものがあったので後々使わせていただこうかなと思ってます。まだ軽く触ってみただけ。

Bean
同じくテキストエディタ。まだおとしただけ。

mi
旧ミミカキエディット(なはず)。htmlの編集に使う予定。

CarbonCopyCloner
丸ごとバックアップ用。

FireFTP
Firefoxのアドオン。winだとFFFTPに頼りっぱなしだったのにmacの定番っぽいのが見当たらなかったり有料だったのでつかってみる。


あとまた増えたら追加します。たぶん。おすすめもひっそりと募集中。

2009/10/28

大岡昇平『野火』

「たべてもいいよ」

この台詞が、忘れられなくて。



この台詞の前後の、人肉を食べるかどうするかというシーンだけ知っていました。

全体を通して読んだのは、今回が初めて。

徐々に、確実に何かが壊れ麻痺していく怖さ。

読み進めていくだけで胃が痛む。

それが一気に吐き気としてくるのが、「たべてもいいよ」からのくだり。

ここからさらに、崩壊が加速していく。

生々しい描写は忘れられなくなりそう。


Amazon→『野火 (新潮文庫)

2009/10/23

井上ひさし『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』

井上ひさしが岩手県一関市で行った講座を基に作られた本。

自分にしかかけないことを書くための極意を、さまざまな面から語っている。







まず字引を手元においておくこと。

これは大学に入ったばかりのころにも、担当の先生に言われました。

 「文章を書く上で、ちゃんと使う語句のことを知っていないといけない。

たとえば、××と○○(例を忘れた…)の意味の違いを説明できるか」

沈黙。分かっているようで分からない。身近なことなのに。



読んでいて意外に思ったのは、感想文は大人でも難しいという話。

ぼくは感想文がまったく書けない人間で、

なんとかこしらえても「これは感想文じゃない」という評価をもらってたくらい。

書けなくて困り果てていたけれど、何も不思議なことじゃなかった。

大人でも難しいことを子どもにさせようってのがそもそも変なんだよね。

感想文の代わりに、観察文、要約文の提案をしている。

よく観察して、要約して、報告することのが大事だと。

ちょっとこれから意識して書いてみます。


Amazon→『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)

静かな夜に


訃報がきた。


2年前、ドイツ留学でいっしょだった方だった。


その方は確か定年退職されてから、学びたいことがあるからと大学に入られたといっていた。ちょっとおちゃめな、話しかけやすい方だったと思う。後にも先にもそのときから会うことはなかったけど。


その1年後くらいに、いっしょに留学した子と再会した。そのときに少し、その方の話題が出た。学部のカリキュラムでまた留学してるはずのその方は、どういうわけか結局留学していないという話を聞いた。留学のときも、あまりドイツでの生活は合わない、といっていたのを思い出す。


仕事をやめた後に、学びたいことがあるからと大学に入られた姿をみて、こういう生き方ができたらいいなと思ったのがもう2年以上前。ドイツでとった写真には、笑顔が多かった方だった。正直今も実感が持てない。ああ、陳腐なことばだけれど、御冥福をお祈り申しあげます。